ニコニコで生放送やってます。そこでの活動を補足する形でのブログです。
たまには文章でアニメを語る
どうも、こんにちは、こんばんは。もしくは、おはようございます。

最近は秋アニメだったり読書だったり放送だったり、なにより自分の作業で忙しかったりする中、なんとか時間を取って、昔のアニメ(と言っても、そんな昔のアニメではないけれど)――要するに見よう見ようと思っていて見逃していたアニメを一つ見て消化する事が出来ました。そちらについて、たまには文章で真面目に書いてみようかと思います。

「RED GARDEN」
GONZO原作のオリジナルアニメなんですが、これが非常に良く出来ていて、“美しい”作品でした。

監督を松尾衡さん(「ローゼンメイデン」や「紅」で有名)がなさっていて、今や彼のお家芸とも言えるプレスコ(皆さんご存じの通り、他のアニメでは大体が有名なアフレコという方式ですね)という珍しい音声収録方法――映像に合わせて声や音を入れるのではなく、声優の演技に合わせて映像を作る手法――を彼が使った初めての作品なのですが、これがうまくハマっています。
キャラ同士の会話か被るシーン、例えば口論のシーンなんかは見ていて「すげぇなぁ・・・」と口が開いたままになってしまいました。
声優さん方には厳しいデメリットも多かったでしょうが、これだけ生々しい演技を見られる作品も少ないかと思います。
また、演出として、キャラが台詞の延長として歌いだす――まるでミュージカルの様な――という珍しい演出も行っています。これは残念ながら物語の序盤でしか採用されていませんが、これが後に松尾監督が手掛けた「紅」のミュージカル回に繋がると考えると感慨深い物がありました。
他にもそういった演出面で細かい所にまで手の込んだ事を詰め込んでいるお陰か、非常に出来が丁寧で“美しく”感じられます。

そして、この作品は映像面も素晴らしく、どの部分を抜き出しても物凄く“美しい”。
日本のアニメというのはシーン毎の作画を担当する方が違う為、キャラの区別を付け易くする意味を含めて基本的には服装を変えない事が多いのですが、この作品は季節やTPOに合わせてキャラの服装がどんどん変わります。そしてその服装のお洒落な事!(出来れば男性キャラをもっと出して欲しかった。そうすれば参考にゲフンゲフン)
キャラクターデザインは石井久美さん(松尾さんと同じくこちらも「紅」のキャラデザの方)なんですが、そのキャラがこの数々の衣装によって画面上で非常に“美しく”映えます。

以上の様に、このアニメは演出面、映像面共に非常に“美しく”出来上がっているのです。
ちなみに、その“美しさ”はこのアニメのOPのお洒落っぷりを見て頂ければ分かるかと。

そしてEDの方は一転して馬鹿騒ぎ。アニメ本編とはまるで別人の様にキャラが曲に合わせて飛び跳ねます。



さてさて、この作品を“美しさ”をキーワードに二つの点でご紹介させて頂いたつもりですが、演出、映像とくれば後は物語。
実はこの作品のストーリーはそのOPなどのお洒落さから一転して、非常にシリアスな物になっています。
以下多少ネタばれ。

舞台はニューヨーク、ルーズベルト島。
四人の少女、ケイト、ローズ、レイチェル、クレアは同じ学校に通っているだけで顔見知り程度の関係だった。
性格も境遇もバラバラな四人の共通点をもう一つ挙げるとするならば、それぞれ共通の友人としてリーズという少女がいるぐらい。、その彼女も今は行方不明となってしまっている。
ある日、四人は朝から原因不明の体調不良と前日の記憶が無い事に違和感を覚えていた。
そんな中、学校にて彼女達はリーズが自殺した姿で発見された事を知らされる事となる。
それぞれ悲しみに暮れる少女達。
そんな彼女たちの前に見た事も無い蝶が現れた。
その蝶に呼ばれる様にして彼女達は夜の公園に導かれる。
集まったそれぞれの顔に驚く四人。
そこで彼女達は後から現れた謎の男女に衝撃的な事実を突き付けられるのだった。
「――貴女達は昨日の夜、死んだのよ」
そして彼女達の前に一匹の化物が現れた。
彼女達は望まないままにその化物との戦いに巻き込まれる。
普通の少女としての生活が離れて行くに連れ、彼女達は闘いの真相に近付いて行くのだった――。

「お前はもう・・・死んでいる」という訳ですね、分かります。
なんて冗談はさておき。
OPやEDからはまったく想像もつかない様な物語が展開されるのです。
では本題。
この物語で少女達は自分の意志と関係なく、理由も方法も何もかも教えられる事無く独力で敵と闘わされます。
既に死んでいるのに。
しかも、相手は化物とはいえ姿形は人間と変わらない。それどころか、普段は普通の人間として幸せな生活を送っている者が多数を占めている。
だけれど、逃げる事は許されない。何故なら闘う意思を失い逃げる事は連帯責任で他のメンバー全員の死に繋がるからです。
それに、彼女達には自分達が死んでいるという実感はありません。故に彼女達は実際に今がどうあれ、今度こそ本当に死にたくないから闘わなければならない。
この物語の出来がどうこう、という事は言いません。
私は人の作品の出来が良とか悪いとか上から見れる程に、卓越した目と頭を持っているとは思えませんので。
しかし、この作品を見て考えたテーマ、感じた印象、思った事ならあります。それは――

「生きるという事は闘うという事。闘う意思がなければ生きていけない」

なんというどこかで見た様な、そして使い古されたテーマ。手垢で真っ黒な様が目に浮かびます。
しかし、この作品を見て自分は改めてそれ思い浮かべました。
彼女達が次々と明かされる真実に悩みながらも生きる事を選んでいく。
どこか儚い可憐な少女達の熾烈な生き様。
そこにこの物語で一番の“美しさ”があるのではないかと感じたのです。

余談。
ちなみにこの作品、番外編というか一応「DEAD GIRLS」という続編も前後編の2本がOVAで出ています。出来ればこちらの方も「RED GARDEN」を見た方はご試聴する事を推薦します。
世界観は一気に変わりますが、彼女達のまた違った魅力を見る事が出来ますので。

さて。
毎度、放送の方で私は
「実験的なアニメ」
もしくは
「シリアスなアニメ」
が好きと皆様に言われていますが、この作品を見た事で更にその傾向が強まった様に思えます。
いや、王道ベタやコメディも好きなんですけどね(笑)
しかし、やっぱりそれだけでなく、こういった作品も見て行かなければ?
いや、違うか。
見て行った方が?
見れれば?
うん、人に無理に薦める必要もないかな。
単純に自分が見たいので見て行こうかな、と思います。

長々と語らせて頂きましたが、ここまで読んで下さった方々お疲れ様でした。
気が向いたら何かまた書く事もあるかと思いますが、その時また皆様のお目を汚す事になるかと思います。
そして生放送の方でも頑張って語って行きたいと思いますので、どうか両方とも宜しくお願い致します。
それでは今日はこの辺で。
やっぱりアニメって良い物ですね。
さよなら、さよなら、さよなら〜。

※今日のオススメ(アニメは見て紹介までしたので、漫画版の方も買って読みたいな、と思います)
RED GARDEN 3 (バーズコミックス)RED GARDEN 3 (バーズコミックス)
(2008/03/24)
GONZO綾村 切人

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2009-10-31 Sat 14:56
別窓 | 日記 | コメント:3 | トラックバック:0
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この記事のコメント
RED GARDENはTVでやっていた頃から「お洒落な映像だなぁ」と感じていました、いつか見てやろうと思いながら今日まで来てしまい、未だ手つかずです。

内容に関しては何とも言えませんが、なんというか作り手たちの攻める姿勢が見て取れるのが好感もてますね。いつか僕が見たときはぜひ語り合わせてください!
2009-11-01 Sun 14:41 | URL | しまうま #fJKnScDM[ 内容変更]
おっと!! あの!! あの“伝説”のしまうまさんと同じアニメに興味を持っていたとは!!
これは光栄ですね〜!!

ま、ウザい絡み方はここまでにして。
普通に面白いから暇な時に見て貰えると嬉しい。語りたいから。
2009-11-10 Tue 03:25 | URL | tacker10 #-[ 内容変更]
追記>しまうまへ
次に見るアニメは
Ergo Ploxy
にしようかと思っています。
確かしまうまが推していたと思ったので。
見たら一緒に語ってくれww
2009-11-11 Wed 22:00 | URL | tacker10 #-[ 内容変更]
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